令和6年6月からの診療報酬改定について
令和6年6月より診療報酬改定が行われ、診療費の変更が以下の通りになります。
生活習慣病管理料:これまで高血圧症、脂質異常症、糖尿病で通院されていた方々は「特定疾患管理料」で算定されていましたが「生活習慣管理料」へ変更となります。この改定により個々に応じた目標設定(血圧、体重、食事、運動、その他嗜好品など)を「療養計画書」として文書にしお渡し致します。説明した上でご署名をいただく事があります。
外来感染対策向上加算:昨今新型コロナウイルス感染症が流行している事から来院される方々へ感染のリスクを減らすため院内感染対策を行なっております。①感染管理者である院長を中心に職員一同感染対策に取り組みます。②感染対策の研修会を年2回実施します。③感染症の疑いが高い方は感染症待合室、診察室を利用します。④抗菌剤については厚生労働省のガイドラインを参照し適切に使用します。⑤標準的感染防止策を踏まえた院内感染対策マニュアルを作成し、それに沿って職員が感染対策を行なっていきます。⑥感染対策に関して基幹病院と連携体制を構築し、定期的に必要な情報提供や助言を受け、院内感染対策の向上に努めます。
医療情報取得管理加算:当院はマイナ保険証の利用や問診票等を通じて受診された方々の診療情報を取得、活用する事により質の高い医療提供に努めている医療機関になります。(マイナ保険証を利用しないまたは利用しても情報提供に同意しない場合:初診時3点 再診時2点(3ヶ月に1回)) (マイナ保険証を利用する場合:初診時1点 再診時1点(3ヶ月に1回)) 正確な情報取得・活用のためマイナ保険証によるオンライン資格確認利用にご理解、ご協力お願い致します。
医療DX推進体制設備:①オンライン請求を行なっております。②オンライン資格確認を行う体制を有しております。③電子資格確認を利用して取得した診療情報を診察室で閲覧または活用できる体制を有しております。④電子処方箋を発行する体制を令和7年3月までに導入予定です。⑤電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制については当該サービスの対応待ちです。⑥マイナンバーカードの健康保険証の使用についてお声がけ、ポスター掲示を行なっております。⑦医療DX推進体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し及び活用して診療を行う事について、当該保険医療機関の見えやすい場所及びウエブサイト等に掲示致します。
一般名処方:当院では後発医療品の使用促進を図るとともに、医療品安定供給に向けた取り組みを実施しております。現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。当院では後発品のある医薬品について特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤成分を元にした一般名処方を行います。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても成分が同じである薬剤の処方を受けることが可能となります。
長期処方:きちんと内服されている方で症状が安定していると判断できる場合、長期処方またはリフィル処方を行います。